糖尿病患者のケガと予防・対策ガイド
糖尿病患者は神経障害や血流障害により、ケガが起きやすく、治癒も遅れがちです。適切なセルフケアと早期の医療介入で感染や切断を防ぎましょう。
神経障害(ニューロパチー)
足や手の感覚が鈍くなり、筋力や協調性が低下するため、つまずきや転倒、ぶつけることが頻繁に起こります。
しびれによる無自覚のケガ
痛みを感じにくくなるため、やけど、骨折、切り傷、擦り傷などが見過ごされ、軽い傷が重篤な感染へと進行しやすくなります。
皮膚の破損
皮膚が破れた場合は、1週間以内に治癒が始まらなければ医師の診察と抗生物質が必要です。放置すると細菌感染や壊疽(がんくそ)につながり、組織損傷や切断のリスクが高まります。
治癒が遅れる原因
足や足首、脚のケガは、神経線維と血管が損傷しているため、酸素や血液が十分に届かず、治癒が遅れます。
健康管理と予防策
日々の足のケア、皮膚の保湿、切り傷やたこ、あざ、水ぶくれ、潰瘍、骨折の有無を定期的にチェックすることで、感染リスクを大幅に低減できます。
家庭内でのケガ防止
通路やドアの入口を整理し、鋭利な調理器具に注意し、階段利用時は手すりを握り、浴室の滑りやすい床は滑り止めマットでカバーするなど、環境整備が有効です。
