高血糖の治療と管理
糖尿病患者は血糖値の測定とバランスの取れた食事を日々実践し、必要に応じて薬剤やインスリン注射で血糖コントロールを行います。血糖値が持続的に高い状態を「高血糖(ハイパーグリセミア)」と呼び、放置すると深刻な合併症や命に関わる危険が生じます。
高血糖の種類
- 空腹時高血糖:食事を取らずに8時間以上経過した後、血糖値が90 mg/dL を超える状態。
- 食後高血糖:食事後に血糖値が180 mg/dL を超える状態。
原因
- インスリンや血糖降下薬の投与忘れ。
- ストレス増加や炭水化物・高カロリー食品の過剰摂取。
- 運動習慣の急激な中止や減少。
症状
- 初期は喉の渇き、視界のぼやけ、集中力低下、倦怠感、頻尿、頭痛などの軽い症状が現れます。
- 治療せずに放置すると、皮膚感染症、視力低下、神経障害、腸の問題などが進行します。
ケトアシドーシス
- 高血糖が進行すると血液と尿に酸が蓄積し、ケトアシドーシスという危険な状態になります。
- 未治療のままでは昏睡や死亡に至る可能性があります。
- 症状が出たらすぐ血糖を測定し、低下しない場合は速やかに医師へ連絡してください。
治療法
- 水分を十分に摂取し、余分な糖を体外へ排出させます。
- 食事管理で炭水化物摂取量を調整し、血糖値の低下を目指します。
- 適度な運動は血糖値を下げますが、ケトアシドーシスが疑われる場合は運動を控えることが重要です(米国糖尿病協会の推奨)。
- ケトアシドーシスは必ず医療機関で専門医の管理下で治療してください。
