子どものインスリン依存性糖尿病(1型糖尿病)
重要性
インスリン依存性糖尿病の子どもは、食事から得られるエネルギー(ブドウ糖)を細胞に運ぶインスリンというホルモンを自ら作れません。インスリンがなければ生命を維持できません。
原因
米国糖尿病協会(ADA)によれば、子どものインスリン依存性糖尿病(俗に「若年性糖尿病」)は自己免疫疾患です。免疫系が誤ってインスリンを産生する膵β細胞を攻撃し、破壊します。
症状
体が食事からエネルギーを取り込めないと、飢餓状態と認識し、以下の症状が現れます。
- 過度の空腹感
- 異常な渇き
- 頻尿
- 原因不明の急激な体重減少
- 倦怠感・イライラ
- 視力のぼやけ
診断
ADAは、空腹時血糖値(FPG)が126 mg/dL以上で、かつ上記症状がある場合に診断するとしています。
治療
インスリン依存性糖尿病の子どもは、毎日のインスリン注射が必須です。食事療法と運動も重要な役割を果たします。ADAは、健康的な食事の一部であれば「禁止食品」はないとしています。
注意点(合併症)
治療が不十分または未治療の場合、以下の重篤な合併症が生じる恐れがあります。
- 心臓疾患
- 腎臓障害
- 高血圧
- 脳卒中
- 眼疾患(失明リスク)
- 神経障害
- 最悪の場合、死亡
早期発見と適切な管理が子どもの健康を守る鍵です。
