危険な血糖値についての理解と対策

空腹時血糖値が120 mg/dLを超える糖尿病は、血糖コントロールのために経口薬やインスリン注射が必要です。食事と運動の見直しで日中の血糖を安定させることができますが、適切に治療していても低血糖(血糖が70 mg/dL未満)や高血糖(血糖が200 mg/dL以上)になるリスクがあります。

タイプ

  • 低血糖は、食事を抜いたり、炭水化物の摂取が不足したりすると起こります。激しい運動や病気、夜間に血糖降下作用のある薬を使用した場合も発症しやすいです。
  • 高血糖は、血糖が200〜240 mg/dL以上に上昇した状態です。食後の急激な血糖上昇が1〜2時間以内に下がらない、あるいはさらに上がり続ける場合に問題となります。過剰な炭水化物摂取、運動不足、ストレスや病気が原因です。

症状

  • 低血糖の症状:顔色が蒼白になる、手足が震える、激しい空腹感、頭痛、めまい、行動や気分の変化、集中力低下、口周りのしびれなど。
  • 高血糖の症状:喉の渇きが強くなる、頻尿になる。血糖が200 mg/dLを超えると治療が必要で、240 mg/dL以上になると糖尿病性昏睡(ケトアシドーシス)の危険があります。

影響

  • インスリンが不足し、体が脂肪をエネルギー源として分解し始めると、ケトン体が産生されます。ケトン体が尿中に排出されますが、血中に蓄積するとケトアシドーシスを引き起こし、糖尿病性昏睡に至ります。

予防・対処法

  • 低血糖の対処:速やかに炭水化物を摂取します。ジュース(約1/2カップ)や普通の清涼飲料、グルコースタブレット、ハードキャンディーなどが有効です。摂取後15分ごとに血糖を測定し、必要に応じて繰り返します。規則正しい食事と間食の習慣を守りましょう。
  • 高血糖の対処:尿中にケトン体が検出されていなければ、軽い運動で血糖を下げます。尿試験でケトン体の有無を確認し、医師に相談しながら適切な対策を取ります。ケトン体が出ている状態で運動すると逆に血糖が上がるため、注意が必要です。

注意点

  • 血糖管理の目標値や高血糖時の処置については、必ず主治医の指示を仰いでください。薬剤の調整が必要になることがあります。本情報は教育目的で提供しており、医療アドバイスの代替ではありません。

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