乳糖不耐症は、乳製品に含まれる乳糖(ラクトース)を分解できない状態です。主な症状は、腹部の不快感、ガス、膨満感、痙攣、下痢などです。乳糖を分解する酵素ラクトースが不足していることが原因で、加齢や民族的背景、早産などがリスク要因となります。また、病気や外傷、腹部への放射線治療などがきっかけで二次的に発症することもあります。
乳糖不耐症を確認する手順
食事日記をつける:乳製品を摂取した30分~2時間後に胃腸の症状が出るかを記録します。数週間続けて、ピザやチーズたっぷりのパスタと腹部の不快感との関連性をチェックしましょう。
乳製品の摂取を減らす:食事日記でガスや膨満感、下痢が乳製品と相関していると判断したら、意図的に乳製品を減らしてみます。症状が改善すれば、乳糖不耐症の可能性が高まります。
医師に相談する:症状が疑わしい場合は、医師の診察を受けましょう。食事日記と服用中の薬リストを持参すると診断がスムーズです。
水素呼気試験を受ける:検査前8時間は絶食・安静が必要です。乳糖を含む飲料を飲んだ後、一定時間ごとに呼気中の水素濃度を測定します。水素が多く検出されれば、未消化の乳糖が腸内で発酵していることを示し、乳糖不耐症が疑われます。
血糖負荷試験(血液検査):検査前も同様に8時間の絶食が必要です。乳糖を多く含む飲料を飲む前後で血糖値を測定し、20 mg/dL 未満の上昇しかない場合は乳糖が消化されていないと判断されます。
便酸性検査:幼児や乳児には、乳糖を多く含む飲料を飲ませる検査は適さないため、便中の乳酸を測定します。未消化乳糖が腸内で発酵し乳酸が産生されるかどうかで診断します。
