毎日続く下痢の原因と対策

毎日続く下痢は、体の内部に何らかの問題があるサインであることが多いです。2週間以上続く場合は慢性下痢と定義され、脱水や免疫低下者にとっては重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。

感染症

細菌、ウイルス、寄生虫による感染が下痢の主な原因です。

  • 細菌性感染:サルモネラ、シゲラ、O-157などの大腸菌が代表例です。嘔吐、腹痛、倦怠感を伴うことがあります。
  • ウイルス性感染:ノロウイルスやロタウイルスは特に小児で頻発し、急激な水様性下痢と嘔吐が見られます。
  • 寄生虫感染:クリプトスポリジウム、エンテロメーバ、シクロスポラ、ジアルジア、シストオイソスポラなどがあり、下痢に加えて腹部膨満や体重減少が起こります。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群は機能性腸疾患で、主に下痢型(IBS-D)や便秘型(IBS-C)があり、腹部のけいれんや膨満感、便通の変化が特徴です。根本的な治療法はなく、食事の見直しが重要です。脂肪分やカフェイン、チョコレート、アルコール、乳製品の摂取を控えることが推奨されます。

慢性膵炎

慢性膵炎の患者は、膵液分泌障害により脂肪の消化が不十分となり、脂肪性・臭いの強い下痢が起こります。便は淡色で油っぽくなることが多いです。激しい腹痛が数日続くこともあります。診断後は禁酒が必須で、炎症が落ち着くまで点滴や疼痛管理が必要になることがあります。

消化器の健康 - 関連記事