鼓腸を伴う下痢の主な原因と対策

下痢は便が柔らかくなる、または頻繁に排泄される状態で、鼓腸は腸内でガスがたまりやすくなる症状です。これらは同時に起こることが多く、原因はさまざまです。以下に代表的な原因と注意点をまとめました。

乳糖不耐症

乳糖不耐症は、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が不足しているため、乳糖を消化吸収できない状態です。主な症状は下痢と鼓腸で、膨満感、吐き気、腹痛を伴うこともあります。

炎症性腸疾患(IBD)

炎症性腸疾患は、腸管の慢性的な炎症を伴う自己免疫疾患の総称です。クローン病、潰瘍性大腸炎、セリアック病、憩室炎などが含まれます。鼓腸や下痢に加えて、発熱、倦怠感、腹痛、体重減少などの症状が見られます。

ウイルス・細菌感染

通称「胃腸風邪」と呼ばれる胃腸炎は、アデノウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因です。細菌性の場合は食中毒が主な原因で、嘔吐、下痢、鼓腸に加えて悪心や発熱が現れます。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群は、特定の疾患ではなく症状の集合体です。下痢や鼓腸、膨満感、腹部膨張、便秘が交互に現れることがあります。原因ははっきりしませんが、食事の過敏性、ストレス、腸の運動異常が関与すると考えられています。

注意すべき症状

まれに下痢が重篤化し、脱水症状や生命に関わる合併症を引き起こすことがあります。以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。

  • 体温が38.5℃以上の発熱
  • 嘔吐が続く
  • 意識が朦朧とする、失神
  • 血便が出る

適切な診断と治療で多くの症状は改善できます。気になる症状が続く場合は、専門医に相談しましょう。

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