内視鏡とは何か?

内視鏡検査は、上部消化管(食道・胃・小腸の上部)をカメラで直接観察し、ポリープや腫瘍、異物、症状の原因などを調べるために行われます。細長く柔軟なチューブの先端に小型カメラが取り付けられており、患者の喉から挿入して検査します。検査は外来で実施でき、病院や診療所で行われます。

診断目的

内視鏡は出血や嘔吐、吐き気、腹痛といった上部消化管のトラブルを特定するのに有効です。検査中に疑わしい組織の生検が可能で、ポリープの除去や異物の除去、その他の処置も同時に行えます。また、他の手術や治療後の経過観察にも利用されます。

検査前の準備と所要時間

検査前は食事と飲み物を6〜8時間絶食し、胃を空にします。血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)やインスリン注射の取り扱いについては医師の指示に従ってください。検査直前に鎮静剤と鎮痛剤が投与され、喉に麻酔スプレーを使用することもあります。多くの患者は検査中に眠ってしまい、実際の検査時間は20分程度です。検査後は同乗者が自宅まで送迎し、当日は誰かが付き添うことが推奨されます。

検査の流れ

患者は左側臥位で手術台に横たわり、呼吸・心拍・血圧をモニタリングされます。静脈から鎮静剤が投与され、プラスチック製のマウスガードで歯と内視鏡を保護します。内視鏡を喉に挿入し、患者に飲み込むよう指示しながら下部へ進めます。必要に応じて食道に軽く空気を送り込み、観察範囲を広げます。カメラ映像はモニターにリアルタイムで映し出され、異常が見つかれば生検やポリープ除去などの処置を行い、検査終了後は回復室で鎮静が切れるまで安静にします。

検査後の結果と副作用

検査目的に応じて結果は即日で説明されることが多いですが、生検を行った場合は検査室からの結果が出るまで数日かかります。主な副作用としては膨満感やガスが増えることがあり、通常は1〜2日で改善します。唾液に血が混じることや喉の違和感が出ることがありますが、これもすぐに回復します。

注意点・リスク

すべての医療行為と同様に、内視鏡にもリスクがあります。生検による出血、感染、食道や胃の裂傷(まれに外科的処置が必要)などが考えられます。検査後に血便、発熱、呼吸困難、強い腹痛などが現れた場合は、速やかに医師に相談してください。

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