手軽にできるカンジダ対策と治療法
カンジダ(Candida albicans)は、ヒトの体内、特に消化管に自然に存在する酵母です。腸内フローラの一部として、ほぼすべての哺乳類に見られます。カンジダが過剰に増殖すると、口腔カンジダ症(口内炎)、股部湿疹(股部カンジダ症)、足白癬(足の水虫)、膣カンジダ症など、さまざまな真菌感染症を引き起こします。
カンジダ過剰増殖の原因
カンジダが増える主な原因は、体内の善玉菌が減少し、カンジダのコントロールが失われることです。以下のような要因で善玉菌が減少します。
- 抗生物質の使用:有害菌だけでなく、善玉菌も殺してしまう。
- 病気やストレス:免疫力低下に伴い、善玉菌が減少。
- 局所的な高温・湿度:股部や足裏など、温かく湿った環境がカンジダの増殖を助長。
健康な人にとっては軽度の症状で済むことが多いですが、免疫機能が低下している人では深刻な感染症へと進行する恐れがあります。
カンジダ過剰増殖の治し方
軽度のカンジダ感染であれば、比較的短期間で、しかも低コストで改善できます。ポイントは、善玉菌を補ってカンジダの増殖を抑えることです。
- プロバイオティクス食品の摂取:市販のヨーグルト(生きた乳酸菌が含まれるもの)を1日2カップ程度飲むと、腸内環境が整い、感染が自然に解消します。
- 外用としての利用:無糖ヨーグルトを薄めて膣の洗浄や、足白癬・股部湿疹・乳児のカンジダ性湿疹の局所治療に使用する人もいます。乳児にヨーグルトを与える場合は、必ず小児科医と相談してください。
- サプリメント:ヨーグルトに含まれるアシドフィルス菌は、カプセルや錠剤の形でも入手可能です。腸内のカンジダ抑制だけでなく、乳糖不耐症や便通改善にも役立ちます。
これらの対策はドラッグストアや健康食品店で手軽に入手でき、費用も比較的安価です。
症状が重い、または改善が見られない場合は、皮膚科や婦人科の専門医に相談し、適切な抗真菌薬の処方を受けることが重要です。
