胆嚢機能不全の症状と注意点

胆嚢が十分に収縮せず、胆汁が正常に排出されない状態を胆嚢機能不全と言います。胆石や炎症の前段階となり、症状は軽度の不快感から激しい痛み、嘔吐まで様々です。

胆道性疼痛(胆嚢痛)

  • 上腹部右側または中央部に鈍い痛みが出現し、背中や肩甲骨へ放散することがあります。
  • 痛みは数分から数時間続き、食後数時間後や夜間に悪化しやすいです。
  • 吐き気を伴うこともありますが、鎮痛剤での改善は期待できません。

胆嚢炎

  • 胆管が閉塞すると胆嚢に炎症が起こり、持続的で激しい右上部の痛みが特徴です。
  • 呼吸時に痛みが増し、背中や左肩に放散することがあります。
  • 発熱、寒気、嘔吐を伴い、症状は数日間続くことがあります。早急な医療受診が必要です。

慢性胆嚢炎

  • 胆石と軽度の炎症が慢性的に続く状態です。
  • 症状として吐き気、腹部の不快感、3か月以上続く下痢(1日5〜10回)が見られます。

総胆管結石(総胆管胆石症)

  • 総胆管に胆石が詰まると黄疸、濃い尿、発熱・寒気、吐き気・嘔吐、頻脈、右上部の激しい痛みが現れます。
  • これらの症状が出た場合は直ちに医療機関へ。

誤解されやすい点

  • 胸焼けや膨満感は胆嚢障害と直接関係しないことが多く、胃潰瘍や消化管疾患が原因であることが一般的です。

上記のような症状がある場合は、早めに医師の診断を受け、適切な検査と治療を受けることが重要です。

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