給餌チューブの種類と使用方法

経口摂取が困難な患者に対し、栄養を直接体内に供給するために使用される給餌チューブ。目的や期間に応じて、胃、腸、鼻に設置するタイプがあり、短期・長期のどちらにも利用できる。

Gチューブ(胃瘻)

  • 別名:PEGチューブ、マッシュルーム、MIC、マレコチューブ。
  • 腹壁に小さな切開を行い、直接胃に接続。左側の肋骨下部に設置され、長期使用に適する。
  • 胃液漏れが起こることがあり、皮膚刺激を防ぐために定期的な清拭とガーゼでの覆いが必要。

Jチューブ(空腸瘻)

  • 別名:空腸瘻チューブ、PEJチューブ。
  • 腹壁から小腸(空腸)に直接接続し、胃をバイパスして栄養を投与。腹部中心部に設置し、縫合で固定することがある。
  • 栄養液は専用のポンプで設定量を送り込む。

NGチューブ(鼻胃管)

  • 鼻腔から食道を通り胃に到達する短期用チューブ。
  • 使用前に位置確認と調整が必要で、テープで鼻に固定する。

栄養投与方法

  • ボリューム注入(シリンジ)法:シリンジで栄養液をチューブの開口部に注入し、重力で流す。
  • 重力滴下法:栄養液バッグを患者上部のスタンドに吊り、ローラークランプで流量を調整。24時間ごとにバッグを交換。
  • ポンプ投与法:電池または電源で駆動するポンプに設定量を入力し、Jチューブなどで確実に小腸へ送る。

留意点

  • チューブ設置直後は刺激や切開部の治癒過程で不快感が生じることがある。
  • 必要な期間だけ使用し、経口摂取が可能になれば除去できる。

注意事項

  • 給餌チューブの挿入・調整・除去は、資格を持つ医師または看護師が行うべきである。
  • 患者や未経験者が無理に引っ張ったり圧迫したりすると、窒息、穿孔、感染リスクが高まる。

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