ガストロスキシス(先天性腹壁欠損)の外科治療

ガストロスキシスは、世界で5,000〜10,000人に1人の割合で生まれる先天性の腹壁欠損です。臍帯の左右どちらかに開口部ができ、腸が体外に露出します。

手術の目的

ガストロスキシスの治療は主に外科手術で行われます。手術の目的は、腸を腹腔内に戻し、ヘルニアを修復することです。

手術の種類とタイミング

新生児の腹腔内に十分なスペースがある場合、出生後すぐに手術が行われます。約15%の患者は腹腔が狭く、腸を戻すまで成長を待つ必要があります。

成長を待つ場合の対策

腹腔が不足している赤ん坊には、臓器を保護するメッシュチューブで覆い、開口部を徐々に拡げる手術が行われます。これにより組織が伸長し、腸を収容できるようになります。

回復期間

手術後、腸が正常に機能するまで1〜7か月かかることがあります。回復中は経腸管栄養や経鼻胃管での給餌が必要で、新生児集中治療室で管理されます。

予後

手術を受けても、10〜20%の新生児は生存できません。また、後に腸の一部を切除する必要があるケースもあり、栄養吸収に影響を与えることがあります。一方で、手術後に正常に成長し、健康な生活を送る子どももいます。

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