バレット食道は誰にちなんで名付けられたのか?
バレット食道は、胃酸が長期間にわたり食道の粘膜を変化させる状態です。通常、胃酸は胃の中にとどまりますが、逆流性食道炎(GERD)患者では胃酸が食道へ逆流し、粘膜にダメージを与えます。
名称
バレット食道は、1957年にこの状態を初めて報告したイギリスの外科医、ノーマン・バレット博士にちなんで名付けられました。
症状
メリーランド大学医学センターによると、バレット食道自体はほとんど症状を伴いません。ただし、胃酸逆流が原因で胸やけ(胃もたれ)を感じることがあります。
診断検査
医師は内視鏡(食道鏡)検査と組織生検を行います。細いチューブを食道に挿入し、粘膜の写真撮影と組織採取を行い、病理検査で診断します。この検査は局所麻酔下で実施されます。
治療
バレット食道の治療は、胃酸の産生を抑える薬剤や、酸が食道に逆流しないようにする生活習慣の改善が中心です。症状が重い場合や進行したケースでは、外科的治療が検討されることもあります。
予後
バレット食道の患者は食道がんのリスクが高まりますが、実際のリスクは過大評価されがちです。定期的な内視鏡検査で早期発見・早期治療を行うことが重要です。
