Enuloseシロップは何に使用されるのか?

背景

門脈・全身性脳症は、肝硬変に伴う肝機能低下により、体内に有害な毒素が蓄積することで発症します。肝臓が毒素を十分に除去できなくなるため、血中にアンモニアなどが増加します。

Enuloseの作用機序

Enulose(乳糖)は消化後に大腸に到達し、腸内細菌の働きで酸に分解されます。この酸は血中のアンモニアを引き寄せて大腸へ移動させ、Enuloseに含まれる糖と結合して固形物となります。その固形物は便として排泄され、体内のアンモニア濃度が低下します。

主な効果

アンモニアを血流から除去することで、毒素レベルが下がり、門脈・全身性脳症による意識障害や昏睡、最悪の場合の死亡リスクを軽減します。

副作用・リスク

最も一般的な副作用は腹部膨満感、げっぷ、腹痛で、約20%の患者に見られます。

使用上の留意点

胎児への影響が不明なため、妊娠中の使用は安全な代替薬がない場合に限られます。また、ガラクトース不耐症の患者はEnuloseを服用できません。

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