セリアック病と結腸がんの関係
セリアック病(セリアック・スプル)は小腸の自己免疫疾患で、腸壁が破壊され、日常生活に多くの影響を及ぼします。治療はグルテンフリーの食事で症状を抑えることが基本です。また、セリアック病は結腸がんなど他の疾患との関連が指摘されています。
原因
- 小腸の粘膜とグルテンに含まれるタンパク質(グリアジン)が免疫反応を起こし、炎症を引き起こします。グルテンは小麦、ライ麦、大麦、オート麦に含まれます。
主な症状
- 腹痛、膨満感、ガス、下痢(脂肪吸収不良による)
- 体重減少、貧血、栄養失調、筋力低下、皮下出血や不妊など
併発しやすい疾患
- 口内炎、1型糖尿病、甲状腺疾患、関節リウマチなど
- 研究者によれば、セリアック病患者は結腸がんになるリスクが数倍高いとされています。
結腸がんとの関係
- 発症はセリアック病罹患後20〜30年後に増える傾向があります。
- 炎症や症状が似通うため診断が難しいことがあります。
- 結腸がんの症状は貧血、腹痛、体重減少、発熱などです。
- グルテンフリー食で症状が管理されていても、医師はこれらの症状が出た際に検査を勧めることがあります。
研究・見解
- 一部の医師は、厳格なグルテンフリー食が結腸がんリスクを低減すると考えています。
- しかし、現時点でリスク低減効果は十分に証明されていません。
- セリアック病患者が結腸がんと診断された場合、予後は一般的に不良とされるため、予防策は重要です。
