胆嚢は、胃の後ろにある小さな梨形の臓器で、肝臓で作られた胆汁を小腸へ放出されるまで貯蔵します。胆石や感染により胆嚢が炎症を起こすと、胆汁が小腸に届かず、以下のような症状が現れます。

腹痛

腹痛は胆嚢疾患で最も頻繁に見られる症状です。主に右上部の腹部に痛みが生じ、背中や右肩甲骨へ放散することがあります。痛みは鋭い痙攣様や鈍い圧迫感として現れ、胆嚢が胆汁を小腸へ放出しようとする際に悪化しやすいです。

吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐も一般的な症状です。症状が続くと脱水の恐れがあるため、早めの医療受診が必要です。

発熱

一部の患者では、体温が約38℃(100.4°F)まで上昇し、場合によっては悪寒を伴うことがあります。

灰白色の便

胆汁は便に茶色い色を付けますが、胆汁が小腸に届かないと便が灰白色になることがあります。これは脂肪や油分の消化が十分に行われていないサインです。

黄疸

重度の胆嚢障害では、皮膚や眼白が黄色くなる黄疸が見られます。これは古い赤血球の分解産物であるビリルビンが、胆管を通って小腸へ排出されないために血中に蓄積するためです。