サルモネラ中毒の治療

水分補給

サルモネラ中毒は通常5〜7日で自然に回復しますが、嘔吐や下痢により脱水症状が起こりやすいため、十分な水分補給が重要です。水、ジュース、スポーツドリンク、ブロスやブロスベースのスープ、氷のかけらなどでこまめに飲みましょう。重症例では点滴が必要になることがあります。


抗生物質

サルモネラが腸以外に広がった場合は、抗生物質の投与が必要です。血流に乗って全身へ拡散すると、関節痛や排尿時疼痛、結膜炎などのリウマチ様症候群(レイター症候群)を引き起こし、慢性関節炎に至ることもあります。主に使用される薬はトリメトプリム・サルファメトキサゾール、シプロフロキサシン、アンピシリンなどです。


入院治療

嘔吐・下痢が激しく、点滴による水分補給が不可欠な場合は入院が必要です。特に乳児、高齢者、免疫機能が低下している人は重症化しやすく、注意が必要です。


予防策

サルモネラの感染を防ぐためには、ひき肉・卵・鶏肉などを十分に加熱し、加熱が不十分な食品は避けましょう。生卵を使用した料理は控え、調理後は手・調理器具・作業台を石鹸と水でしっかり洗浄します。特に高齢者・乳幼児・免疫低下者に提供する食品は更に注意が必要です。鳥類やヒナ、爬虫類、ペットの糞に触れた後も必ず手を洗い、トイレ使用後も石鹸で手を洗いましょう。


考慮すべき点

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年約4万人がサルモネラ症を報告していますが、軽症で報告されないケースを含めると実際の罹患者数ははるかに多いと推定され、年間約400人が死亡しています。FDAはサルモネラが乳製品、エビ、魚介類、ココナッツ、サラダドレッシング、ソース、ココア、チョコレート、酵母、ピーナッツバターなどにも関与する可能性があると指摘しています。

消化器の健康 - 関連記事