症状
Blastocystis hominis に感染すると、胃痙攣、下痢、吐き気、膨満感、ガス過多、肛門のかゆみ、倦怠感などが現れます。下痢が続き脱水症状が疑われる場合は、3日以上症状が続くときに医師の診察を受けましょう。
診断
通常、3日間にわたって採取した便サンプルを寄生虫とその卵の有無で検査します。便検査で原因が特定できない場合、内視鏡検査(直腸または口からチューブを挿入)や血液検査で抗原・抗体を調べます。寄生虫が臓器の腫れや瘢痕を引き起こしている疑いがある場合は、CTやMRIの撮影が指示されることがあります。
治療
主にメトロニダゾール(商品名:フラジル)や、サルファ薬とテトラサイクリン系薬剤の併用(例:バクトリム+ヨドキシン)で治療します。薬剤の効果は個人差があるため、症状が改善しない場合は速やかに医師へ報告し、治療方針の見直しを依頼してください。
予防
感染リスクが高い地域へ旅行する際は、以下の点に注意してください。
- 生肉・生魚、非加熱の乳製品、屋台の食品、ベリー類・ブドウなどの生果実は避ける。
- 十分に加熱された料理や、熱々で提供される食事を選ぶ。
- 皮をむいて食べられる果物(バナナ、オレンジなど)を中心に摂取する。
- 水道水は飲まず、ボトルウォーターで飲用・歯磨きを行う。缶や瓶入りの炭酸飲料・ビールは、封が破られていない限り安全。
- トイレ使用後やオムツ交換後は必ず手を石鹸で洗う。洗面設備がない場合はアルコール系ハンドサニタイザーを使用する。
- シャワー時は口を閉じ、飲み水として使用しない。
