腹部ヘルニア(鼠径ヘルニア)の症状と診断

腹部ヘルニアは腸管が下腹部の弱点を通って突出する状態で、放置すると重篤な合併症を招くため、外科的治療が必要です。

成人の腹部ヘルニア(鼠径ヘルニア)の症状

  • 恥骨の両側に腫れ(膨らみ)が見られることがあります。下腹部が重く感じられ、咳や重いものを持ち上げる、前かがみになると痛みが出ることがあります。男性の場合、陰嚢や精巣が腫れることもあります。

乳幼児・子どもの腹部ヘルニアの症状

  • 鼠径ヘルニアは子どもに比較的多く、約100人に1人の割合で発症します。新生児でも先天的に発症することがあります。赤ちゃんは便を出すとき、咳をするとき、泣くときにヘルニアが目立つことがあります。幼児になると、便や咳の際に腫れが顕在化しやすくなります。

診断

  • 通常、医師は問診と身体診察だけで腹部ヘルニアを判断します。必要に応じて超音波検査やCTスキャンが行われることもあります。

ヘルニオパッチ手術(ヘルニオパシー)

  • 手術では鼠径部に切開を加え、突出した腸管を腹腔内に戻します。その後、弱くなった組織を縫合して再発を防止します。

ヘルニオプラスティ手術

  • 合成メッシュを用いて弱部位を補強します。切開による開腹手術または腹腔鏡下手術のいずれかで実施されます。

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