水分摂取不足
慢性便秘は必ずしも重篤な疾患が原因とは限りません。まずは体の水分量を確認しましょう。1日8〜10杯(約1.8リットル)の水を摂取すると腸内が潤い、便が柔らかくなりスムーズに排出できます。
食物繊維の不足
水分と同様に、食物繊維も腸の動きを整える重要な栄養素です。果物、野菜、全粒穀物などに多く含まれます。脂っこい揚げ物やファストフードの過剰摂取は食物繊維の摂取量を減らし、便秘を招きます。必要に応じて繊維サプリを活用し、1日20〜30gを目安に摂りましょう。
運動不足
身体を動かさないと腸の蠕動(ぜんどう)が低下し、便が滞りやすくなります。逆に、日々30分程度の軽い運動でも腸の活動が活発になり、規則的な排便が期待できます。
薬剤の副作用
高血圧薬、経口避妊薬、抗うつ薬などの処方薬は、便秘を副作用として引き起こすことがあります。副作用は数週間で軽減することもありますが、症状が続く場合は医師に相談し、用量の調整や食物繊維の増量を検討してください。
消化器系の疾患
過敏性腸症候群や乳糖不耐症、炎症性腸疾患などの比較的軽度の疾患でも慢性便秘は起こります。一方で、大腸・直腸・肛門・卵巣がんなどの重大な疾患が隠れている可能性もあるため、生活習慣の改善だけで改善しない場合は速やかに医療機関を受診してください。
