虫垂炎(盲腸炎)の原因と症状

虫垂(盲腸)は腸に付属する小さな袋状の器官です。内部が閉塞すると炎症を起こし、虫垂炎となります。全人口の約7%が罹患し、特に10歳から30歳までの子供や若年成人に多く見られます。

原因

虫垂炎は感染性が原因と考えられますが、特定のウイルスや細菌、真菌、寄生虫が虫垂壁に炎症を引き起こすことがあります。炎症性腸疾患やクローン病もリスク要因です。遺伝や接触感染は関係ありません。

主な症状

痛み

初期はへそ付近の腹部に鈍い痛みが現れ、24時間以内に右下腹部(右臀部付近)へと移動します。症状が出るまでに4時間から48時間かかることがあります。

吐き気・嘔吐・発熱

多くの患者は吐き気や嘔吐、発熱を伴い、食欲不振が見られます。便秘や下痢が同時に起こることもあります。

診断が難しいケース

子供や高齢者は典型的な症状が出にくく、胃腸炎と誤診されることがあります。症状が曖昧な場合は医師に相談しましょう。

受診の目安

激しい腹痛に発熱や嘔吐が伴う、または痛みが4時間以上続く場合は速やかに医療機関を受診してください。診断にはCTや超音波検査、血液検査・尿検査が用いられます。

虫垂の破裂

虫垂が破裂すると腹部が硬く腫れ、強い痛みと高熱が現れます。重篤な合併症を防ぐため、緊急の治療が必要です。

治療法

手術が最も一般的な治療法で、特に腹腔鏡手術が推奨されます。術後は2〜4週間で食事と日常生活に徐々に戻ります。

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