食べ物が胃に届かないのはなぜ?
食道の構造と役割
食道は喉と胃をつなぐ筋肉の管で、口から摂取した食べ物や飲み物を胃へ運びます。食道には上部食道括約筋(UES)と下部食道括約筋(LES)の2つの円形筋があり、逆流を防ぐバルブの役割を果たします。
飲み込むときの動き
食べ物を飲み込むと、食道の筋肉が収縮して食べ物を押し下げ、食道を通って胃へと送ります。食べ物が通過する際、UES と LES が一時的に緩み、通過後は再び収縮して食べ物が逆流しないようにします。
食べ物が胃に届かない主な原因
以下のような疾患があると、食べ物が食道内で止まってしまい、胃に届きにくくなります。
- アカラシア:食道の筋肉が弛緩できず、食べ物が食道に滞留します。
- 食道裂孔ヘルニア(横隔膜裂孔ヘルニア):胃の一部が横隔膜の開口部を通って上方に突出し、食道の通過が妨げられます。
これらの状態が疑われる場合は、専門医による診断と適切な治療が必要です。
