回腸瘻(イレオストミー)食事ガイド:摂取すべき食品と避けるべき食品
回腸瘻(イレオストミー)は、腹部に開口部(ストーマ)を作り、小腸から直接排泄物を体外へ導く手術です。手術後は、適切な食事管理が健康維持と合併症予防に重要です。以下に、回腸瘻の方に推奨される食事のポイントをまとめました。
水分補給
・水、ブロス、ココナッツウォーター、ハーブティーなど、糖分の少ない飲料を十分に摂取しましょう。
・炭酸飲料や果汁飲料など、糖分が多い飲み物は控えめに。
果物
・消化しやすいバナナ、アップルソース、カンタロープなどがおすすめです。
・皮や種がある果物は刺激になることがあるため、避けた方が無難です。
野菜
・にんじん、ほうれん草、ジャガイモなど、よく加熱した野菜を選びましょう。
・ブロッコリーや豆類など食物繊維が多い野菜は、少量ずつ様子を見ながら摂取してください。
穀物
・白米、オートミール、パスタなど、消化しやすい穀物が適しています。
・全粒穀物は消化が難しいため、徐々に少量ずつ取り入れましょう。
たんぱく質
・魚、鶏肉、卵などの低脂肪たんぱく質を中心に摂りましょう。
・赤肉や加工肉は量を控えめにし、細かく切って食べると消化しやすくなります。
脂質
・アボカド、オリーブオイル、ナッツ類などの良質な脂肪を適量摂取してください。
・加工食品に含まれる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸は避けましょう。
避けるべき食品
・刺激の強い辛い料理、カフェイン、アルコールは腸を刺激しやすいため、控えめに。
・乳製品はガスや不快感を引き起こすことがあるので、個人の耐性を確認しながら摂取してください。
・大量の食物繊維は閉塞の原因になることがあるため、徐々に増やすようにしましょう。
食事の量と回数
・1回の食事は少量で、1日数回に分けて摂ると腸への負担が軽減されます。
・食事はゆっくり噛んで、急いで食べ過ぎないように心がけましょう。
医師・管理栄養士への相談
・個々の状態に合わせた食事指導は、必ず医療従事者や登録栄養士に相談してください。
術後のストーマ食
・回復初期は、医療チームが指示する「ストーマ食」—消化しやすい食品中心の食事—を守ることが重要です。
個人差への対応
・回腸瘻手術後の体の反応は人それぞれです。新しい食品を試す際は少量から始め、ストーマの状態を観察しましょう。
時間とともに栄養ニーズは変化します。定期的に医師や栄養士と連絡を取り、適切なサポートを受けてください。
