補助歩行器の種類と選び方

事故や先天的な障害で歩行が制限されても、適切な補助歩行器を選べば日常生活の自立度を取り戻すことができます。ここでは、代表的な4種類の補助歩行器とその特徴をわかりやすく解説します。

杖 (Cane)

シングルポイントの杖は、軽度のバランスや安定性の低下がある方に最もシンプルな補助歩行器です。地面との接点が1点だけで、体重の一部を分散させます。足に少し弱さがあるものの、基本的に自力で歩行できる方に適しています。中等度のバランス低下がある場合は、四点接地のクアッド杖(四脚杖)を選ぶと、より安定します。

ヘミウォーカー (Hemi Walker)

杖よりもサポートが必要だが、フルウォーカーほどは不要という方に向けたデバイスです。片手で操作でき、四本の足が付いた側面型のウォーカーです。軽量設計なので、片手で簡単に持ち上げられます。側面に添えて使用するため「サイドウォーカー」とも呼ばれます。

松葉杖 (Crutches)

片足が使えないケガや障害を抱える方に一般的に使用される補助歩行器です。高齢者向けに両側用の松葉杖もあり、体重を片足に集中させないようにします。素材はアルミや木材が主流で、使用者の脇の下に当てて支えます。安全に使用するには、十分な筋力とバランスが必要です。

ウォーカー (Walker)

安定性が大きく低下している方に適した四脚型の歩行補助器です。体重の大部分を支え、地面との接点が4つあるため安定します。通常の固定式タイプのほか、前輪付きで移動性を高めたものや、階段昇降用に前脚を伸縮させる機構が付いたものもあります。階段を安全に上り下りできるよう、リリースレバーで前脚を伸縮させます。

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