患者を安全に移動させる転送ボードの使い方
転送ボードは、ベッドから車椅子、車椅子から車への患者移乗に便利な器具です。ローラー付きや、摩擦を減らす布・ビニールカバータイプがあります。患者とボードの間にスライドシート(プルシート)を敷くと、皮膚のはさみ込みを防げます。
必要なもの
- 転送ボード
- 車椅子
- スライドシート(任意)
手順
車椅子をベッドにできるだけ近づけ、ベッドに対して約30度の角度に配置します。
車椅子のブレーキをロックし、フットレストを外し、患者側のアームレストを取り外します。
患者がベッドの端に座り、足を床にしっかりつけるようにサポートします。
患者を少し背中側に傾け、転送ボードの端を車椅子側の太ももの下に滑り込ませます。このとき、ボードの先端がベッド側に向くようにして皮膚がはさむのを防ぎます。
ボードのもう一方の端を車椅子の座面に平らに置き、端がベッドから最も遠い後部座席の角を向くようにします。
患者に短い「すくい」動作を数回繰り返し、ボードの上に体を移動させます。ボードが患者の左側にある場合は、体を右側に少し傾けさせ、手でベッドを支えて体重を分散させます。
患者が車椅子の座面に完全に乗るまで、ボード上で小刻みな動きを続け、転倒しないように注意します。
ボードを取り外し、アームレストを元に戻し、フットレストを正しい位置にセットします。
