盲目・視覚障害者のための読書支援ツール

盲目や視覚障害のある方が利用できる読書支援ツールは多数あります。点字や音声テープ・ディスクといった機械的なデバイスから、図書館が提供する資料、人間の「リーダー」まで様々です。本稿では主な支援手段と入手先を紹介します。

点字

最も伝統的な支援手段は点字です。点字は印刷された文字を触覚で認識できるよう、凹凸のある記号に変換した体系です。点字用のスタイラスとパンチボードを使えば、盲目の方も自ら文字を書き込めます。ただし、大学の教科書など大量の情報を扱う場合は、点字だけでの読書は負担が大きくなることがあります。

カセット/オーディオブック

近年はカセットテープやディスク、デジタル配信による音声書籍が増え、聴覚で情報を取得する方法が一般的になっています。音声で聞く方が効率的な場合や、点字では扱いにくい大量のテキストを読む際に有効です。

全米図書館サービス(NLS)提供のブックマシン製品

全米図書館サービス(National Library Service)は、盲目・視覚障害者向けに録音資料を多数提供しています。また、カセットプレーヤーやレコーダーの入手先に関する無料の案内資料も配布しています。

地域盲目図書館

各州や地域の盲目図書館でも読書支援が受けられます。例えばミズーリ州セントルイスの盲目図書館では、カセットテープや録音ディスクで資料を提供しています。各地域の盲目支援プログラムや盲学校の情報を確認すると、利用できるサービスが分かります。

人間リーダー(読書代行)

自治体や支援団体が、盲目の方やその家族の負担を軽減するために人間リーダーを無償で提供するケースがあります。マサチューセッツ州盲目委員会は、大学生向けに同級生や委員会がリーダーを募集し、時間給で報酬を支払う仕組みを導入しています。リーダーは教材を音読し、同じ授業を受けている盲目学生は内容について質問できるため、学習効果が高まります。

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