歩行ベルトの正しい使い方

概要

歩行ベルトは、利用者を安全に別の場所へ移動させるための補助具です。介護者が握りやすいポイントとなり、立ち上がりや歩行が困難な方の転移を支援します。ベルトを正しく装着し、適切な持ち上げ方を実践することで、利用者と介護者の両方のケガを防止できます。

使用手順

  1. 利用者に歩行ベルトの用途と使用方法を説明し、転移が完了したらすぐに取り外すことを伝えます。装着前に質問があれば答えてください。

  2. 衣服の上からベルトを前側に装着します。胸部など敏感な部位を覆っていないか確認し、利用者が快適に持ち上げられるよう配慮します。

  3. ベルトをバックルの歯に通し、しっかりと引き締めてロックします。ベルトによっては追加のスリットがあり、そこに通すことでさらに確実に固定できます。

  4. ベルトが過度に締め付けられていないか確認します。緩みすぎて利用者が動くたびにずれないよう、指がベルトの下に入る程度の適度な締め具合が理想です。余分な余裕はクリップに折り込むか、ベルトと体の間に押し込んで調整します。

  5. 最も強い腕で利用者を持ち上げます。右利きならベッドの左側、左利きなら右側に立ちます。ベルトの下部から指を入れて握ります。

  6. もう一方の手で利用者の腕を支え、優しく持ち上げます。利用者自身も移動に協力することが望ましいです。持ち上げや歩行に協力できない場合は、他の介護者に助けを求めましょう。転倒リスクがあると感じたら必ず支援を要請してください。転移が完了したらすぐにベルトを外します。

障害(ディスアビリティ) - 関連記事