牛に寄生する虫の症状と対策
寄生虫は人やペット、家畜の体内に住み、宿主の健康を損なう害虫です。牛に寄生する主な虫は肺虫、腸棕色虫、フック虫、条虫の4種類です。症状は虫の種類や感染量によって異なります。
肺虫(ラングワーム)
牛が肺虫の幼虫が付着した牧草を摂取すると感染します。幼虫は呼吸器系に侵入し、気道を塞ぎ免疫力を低下させます。その結果、二次的な細菌感染が起こり、重症の場合は肺気腫や死に至ることがあります。
腸棕色虫(Intestinal Brown Worm)
感染した牛の糞に付着した卵が雨に流されて牧草に付着し、健康な牛が摂取して感染します。幼虫は胃粘膜に移動し成虫となります。主に雨季に発生し、過密飼育や栄養不良、過放牧がリスクを高めます。症状はタンパク質欠乏による体重減少、下痢、食欲不振、毛並みの乾燥・粗さです。
フック虫(Hookworm)
感染した糞中の卵が孵化し幼虫となり、皮膚から牛の体内に侵入します。血流で肺へ移動し、気管で飲み込まれ腸へ到達すると腸壁に付着して血液を吸引します。そのため貧血が進行します。
条虫(Tapeworm)
他の感染動物や人の糞に含まれる条虫の卵や嚢胞が付着した牧草を牛が食べることで感染します。小腸壁に付着して成長し、症状としては腹部膨満、下痢、毛並みの粗さが見られます。
