クモ静脈の治療手順と予防法
クモ静脈は皮膚表面近くに拡張した血管で、静脈瘤に似ていますが、サイズが小さく、皮膚の浅い層にあります。主に脚や顔に見られ、長時間の立ち仕事、脚を組む姿勢、ホルモンの影響、ランニングなどの衝撃運動が原因となります。
治療法
硬化療法(スクレロセラピー)
硬化療法は、クモ静脈に薬剤を注入し、血管を刺激して瘢痕組織に変化させ、最終的に表面から消失させる治療です。診療所で行われ、施術時間は30〜45分程度です。小さな静脈では軽い違和感程度の痛みですが、太い静脈では注入後に数分間の痛みや痙攣を感じることがあります。
レーザー治療
レーザー治療は、肌の色が明るい方に適した方法です。医師がレーザーをクモ静脈に照射し、血管を熱で破壊して徐々に薄くなります。施術は1回15〜20分で済みますが、効果を得るために複数回の治療が必要です。施術後は皮膚が赤く腫れることがあり、稀に軽度のやけどが起こります。
予防策
年齢や遺伝は予防できませんが、生活習慣でリスクを減らすことは可能です。足を心臓より高く上げる姿勢をとる、ウォーキングやサイクリング、スイミングなどでふくらはぎの筋肉を動かす、長時間の座位や立位を避け、休憩時に足首やふくらはぎを伸ばすなどが有効です。
適正体重を保ち、過度の熱(温泉やサウナなど)を避けることもクモ静脈の発生リスクを低減します。
