口腔カンジダ症(口腔トラッシュ)の治療薬
口腔カンジダ症(口腔トラッシュ)は、口内にカンジダ酵母が増殖して起こる感染症です。治療には市販薬から処方薬までさまざまな抗真菌薬が使用され、局所投与または経口投与のいずれか、あるいは併用で行われます。成人は通常2週間の服用が推奨され、症状が消失した後も子どもや乳児は最低2日間は継続することが推奨されています。
非処方薬
- Listerine(リステリン)や1%ジェンチアンバイオレットは、細菌や真菌、特にカンジダ酵母を除去します。リステリンは免疫不全(例:AIDS)患者に使用が推奨されることがあります。
局所抗真菌薬
- トローチやうがい薬として投与される局所抗真菌薬は、直接患部に作用して酵母の増殖を抑えます。例として、クロトリマゾール(商品名:マイセレックス)のトローチは溶ける時間が長く効果的です。クロルヘキシジン(ペリデックス)などのうがい薬も免疫抑制状態やAIDS患者の予防に使用されます。
- ポリエン系薬剤として、アンフォテリシンB(ファンジゾン)やナイスタチン(マイコスタチン)があります。これらは真菌に直接接触すると酵母を死滅させます。
経口抗真菌薬
- 経口投与される抗真菌薬は全身に作用し、酵母を除去します。重症例では局所薬と併用されることがあります。代表的なアゾール系薬はフルコナゾール(ジフルカン)、イトラコナゾール(スポラノックス)、ケトコナゾール(ニゾラール)、ミコナゾール(モニスタット)です。これらは免疫システムを補助し、食道まで感染が広がった場合にはフルコナゾールやケトコナゾールが選択されます。特に免疫低下患者(AIDSなど)ではケトコナゾールが第一選択とされています。
小児用薬
- 小児や乳児の口腔カンジダ症には、ミコナゾールがよく使用されます。また、ケトコナゾールも小児での使用が認められています。
