検査の概要
結核皮膚検査(ツベルクリン皮内反応)は、少量のPPD結核菌抽出物を皮下に注射し、2~3日後に赤く腫れた硬いしこり(硬結)が出るかどうかで結果を評価します。硬結が一定の大きさ以上であれば、検査は陽性と判定されます。
偽陽性の原因
以下の要因で偽陽性が起こることがあります。
- 他の細菌やウイルス感染に伴う免疫反応
- 最近接種したBCGワクチン(カルメット・ゲラン菌)
陽性結果後のフォローアップ
陽性と判定された場合、まず血液検査(インターフェロンγ放出試験)で偽陽性かどうかを確認し、体内の結核菌に対する免疫応答を定量的に評価します。さらに、胸部X線や痰培養などの追加検査を行い、潜伏結核か活動性結核かを判別します。
潜伏結核と活動性結核の違い
潜伏結核は体内に結核菌が存在しているものの、症状がなく感染力もありません。免疫が低下すると菌が活性化し、肺や他の臓器に病変を起こして感染力を持つ活動性結核へと移行します。
治療
結核の治療は抗結核薬の組み合わせで行い、病期や菌の感受性に応じて薬剤の種類と投与期間が決まります。潜伏結核の場合は短期間の単剤療法が選択されることが多く、活動性結核では多剤併用で6か月以上の長期治療が必要です。
