はしか・おたふく風邪・風疹の兆候と症状
概要
はしか(麻疹)、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)、風疹(German measles)は、かつては幼児期に多く見られたウイルス性の感染症です。MMRワクチンの普及により先進国では罹患率が大幅に減少しましたが、予防接種を受けていない子どもや開発途上国では依然として問題となっています。各疾患は特徴的な症状を示すため、疑いがある場合は速やかに医療機関を受診してください。
はしか(麻疹)
- 潜伏期間後、3〜4日間のインフルエンザ様症状(倦怠感、咳、鼻水、結膜炎、軽度の発熱)が現れます。
- 続いて口腔内にコプリック斑(白色で中心が青い斑点)が出現し、同時に高熱(最高約40℃)が続きます。
- その後、全身に赤くかゆみを伴う斑状の発疹が出現し、数日で全身に広がります。
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)
- ウイルスに感染してから数週間後に発症し、軽度から中等度の発熱、倦怠感が見られます。
- 最も顕著な症状は、顔面の両側にある耳下腺が腫れ、痛みを伴うことです。
- 嚥下時や口を開く際に痛みが増すことがあります。
風疹(German measles)
- はしかに似た症状ですが、発熱は軽度で、鼻水、頭痛、関節痛、眼のかすみ、リンパ節腫脹が主です。
- 特徴的なのは、顔面から始まり体幹へと広がる淡い赤色の斑状発疹です。
- 妊婦が風疹に感染すると、胎児に先天性風疹症候群を引き起こす危険性があります。
注意点
稀に重篤化し、特に幼児では致死的になることがあります。症状が疑われたら速やかに医師の診察を受けましょう。妊娠中の女性は特に風疹ワクチンの接種状況を確認し、未接種の場合は感染リスクを避けることが重要です。
MMRワクチンは3種の感染症を同時に予防できる安全かつ効果的なワクチンです。予防接種の履歴を確認し、必要に応じて追加接種を検討してください。
