軽度のめまい(BPPV)を改善する方法は?
原因
良性発作性位置めまい(BPPV)は、内耳の前庭器官の異常が主な原因です。体の位置が急に変わると、特に寝返りやベッドから起き上がる際に、部屋全体が回転しているように感じます。
メニエール病など、めまいとともに難聴や耳鳴りが現れる疾患も原因となります。BPPV自体は生命に関わるものではありませんが、歩行中や運転中に発作が起きると転倒や事故の危険があります。
医師の受診目安
めまいが頻繁に起こる、あるいは以下の症状を伴う場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
- 激しい頭痛、発熱、視力・聴力の低下、二重視、言語障害、四肢の脱力(脳卒中の可能性)
- 転倒や歩行困難、失神、胸痛(心臓疾患の疑い)
これらの症状は、心臓病、頭部外傷、パーキンソン病、脳腫瘍などの重篤な疾患のサインであることがあります。
治療法
めまいの原因に応じて治療法は異なります。
- 中耳炎が原因の場合は抗生物質が処方されます。
- メニエール病の場合は低塩食や利尿剤が用いられます。
- 前庭機能障害が疑われる場合は、耳鼻咽喉科や神経内科への紹介が行われます。
- 医師の指導のもと、ベナドリル、スコポラミン貼付剤、アントィバート、バリウムなどの薬が使用されることがあります。
- 脳卒中リスクが高い人は血圧・コレステロール管理や禁煙で再発を防止します。
リハビリ・エクササイズ
簡単なバランス訓練で安定性を高めることができます。
- 足を揃えて腕を下げた状態で30秒間静止します。
- 同じ姿勢で頭をゆっくり上下、左右に動かし、数回繰り返します。
- めまいが起きた場合に備えて、近くに椅子を置き座れるようにしておきます。
予防・対策
日常生活での工夫で発作を防げます。
- 枕を2つ以上使用し、頭部をやや高くして寝る。
- 起床時はベッドの端に座ってから立ち上がる。
- 床から物を拾うときは膝を曲げて腰を曲げない。
- シャンプーや洗髪時は前かがみにならず、背もたれや手すりを利用する。
- 浴槽やシャワーに手すり(グラブバー)を設置する。
