耳の感染症で期待できることと対処法
耳の感染症は子どもに多く見られますが、数日で自然に治ることがほとんどです。症状の経過や対処法を正しく理解すれば、適切な治療の判断がしやすくなります。
症状
- 耳の痛みや詰まった感覚、発熱、頭痛、耳からの分泌物が主な症状です。症状が1日以上続く、または血液や膿が出る場合は医師の診察が必要です。
合併症
- 一部の患者では短期的または長期的な難聴が起こることがありますが、長期的な難聴は時間とともに改善することが多いです。鼓膜が破れると外科的修復が必要になることがあります。
診断
- 医師は光源付きの耳鏡(オトスコープ)で耳内を観察し、感染の有無を確認します。空気圧式オトスコープを用いて鼓膜の振動が妨げられているかも調べます。
治療
- 通常は72時間程度様子を見て自然に改善するか確認します。排液がない場合は、鎮痛用の点耳薬で痛みを和らげ、市販の鎮痛剤も併用できます。細菌性の場合は抗生物質が有効で、必要に応じてドレナージチューブの挿入手術が行われます。
予防
- マヨクリニックによると、他の感染症児や受動喫煙から子どもを遠ざけることで感染リスクが低減します。生後6か月までの母乳育児は抗体を供給し、感染防止に役立ちます。ミルクで育てる場合は、赤ちゃんをできるだけ垂直に抱くことが推奨されます。肺炎球菌ワクチン(Prevnar)は肺炎や髄膜炎だけでなく、耳感染症の予防効果も期待できます。
