両側性メニエール病に対する開頭術の手順
手術手順
開頭術は頭蓋骨に穴を開け、骨フラップと呼ばれる骨片を一時的に取り外して内側にアクセスする手術です。まず、看護師が手術部位(耳の周囲)の毛を剃り、徹底的に消毒します。外科医は頭皮に切開を入れ、皮膚を後方に引き、ドリルで穴を開けて骨フラップを切除します。切除した骨フラップは保存し、手術完了後に再装着します。次に、前庭神経(平衡感覚を司る耳と脳をつなぐ神経)をクリップで切断し、骨フラップを金属プレートや特殊な縫合糸で固定します。最後に頭皮を元に戻し、切開部を縫合します。
手術は全身麻酔下で行われ、術後は通常4〜5日間入院して回復をモニタリングします。
術後の経過と注意点
完全に回復すればめまいはほぼなくなりますが、手術直後は数日間、身体が反対側の内耳に平衡感覚を委ねるため、一時的に不安定さを感じることがあります。退院後は理学療法士と協力し、バランス回復のためのリハビリを行うことが推奨されます。
感染リスクや術後頭痛などの一般的な手術リスクもありますが、医療チームが継続的に経過を観察し、必要に応じて症状を管理します。
