慢性中耳炎(慢性耳感染症)
慢性中耳炎は、中耳における感染や炎症が長期間続く、または繰り返し起こる状態です。放置すると耳や周囲の骨に永続的なダメージを与えることがあります。
原因
- 耳管(ユースタキア管)が閉塞し、中耳の液体が排出できなくなると、ウイルスや細菌が増殖しやすくなります。これにより、数週間から数か月にわたって感染が持続したり、再発したりします。
症状
- 耳の痛み、圧迫感、発熱、耳からの分泌物、平衡感覚の障害、頭痛、耳の詰まり感などが頻繁に見られます。
リスク
- 中耳に液体がたまることで、長期的な聴力低下が起こることがあります。稀に、液体の圧力で鼓膜が破れるケースも報告されています。
診断
- 医師は耳鏡(オトスコープ)で耳内を観察したり、耳に軽く空気を吹き込んで感染の有無を確認します。また、音響反射測定(アコースティック・リフレクトメトリー)により、中耳の液体貯留を音波で検出します。
治療
- 抗生物質や点耳薬で感染を抑えることが一般的です。頻繁に感染し、聴力低下が見られる小児には、鼓膜にチューブ(通気チューブ)を外科的に挿入し、液体の排出と圧力調整を行うことがあります。
