耳鳴り(ティンナイタス)の治療法

耳鳴り(ティンナイタス)は、耳の中で鳴り続ける音や雑音のことを指す医学用語です。米国国立衛生研究所によると、約2500万人が一度は経験すると言われています。重度の場合、睡眠障害や集中力低下を招くほど煩わしくなります。原因は聴力低下、血行障害、外傷、薬剤、アレルギーなど多岐にわたります。原因に応じて以下のような治療法が選択されます。

補聴器の使用

聴力低下が原因の耳鳴りは、補聴器で聴覚を補うだけでも症状が軽減することがあります。また、ホワイトノイズマシンで海の音など自然音を流し、耳鳴りをマスクする方法も有効です。特に就寝時のホワイトノイズは睡眠の質向上に役立ちます。補聴器と同様の機能を持つマスキングデバイスも市販されており、低レベルの音で耳鳴りを覆い隠すことができます。

薬物療法

米国国立衛生研究所のデータによれば、200種以上の薬剤が耳鳴りを引き起こすことがあります。まずは原因薬の変更や中止が第一の対策です。処方薬としては、三環系抗うつ薬、アカンプロサート、アルプラゾラムなどが症状の緩和に用いられます。これらは耳鳴りを根本的に治すものではありませんが、症状の強さを和らげる効果があります。

耳垢除去

過剰な耳垢が詰まると聴覚が低下し、耳鳴りが悪化することがあります。耳垢を除去すれば症状が改善するケースも少なくありません。ただし、全ての患者に効果があるわけではありません。

その他の治療法

血行障害や血管系の疾患が原因の場合は、根本疾患の治療が耳鳴りの改善につながります。外科手術や血管内治療が必要になることもあり、状況に応じて薬物療法が併用されます。

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