キュレットを使った耳垢除去の手順
耳道に耳垢がたまると、検査時の視野が遮られ、外耳炎や鼓膜穿孔などの診断が困難になります。医療従事者はキュレットを用いて耳垢を除去し、中耳の観察を容易にします。キュレットには先端がループ状のものと、スコップ状のものがあります。
必要なもの
- 耳用キュレット(スコップ型/ループ型)
- ペーパータオルまたはガーゼ
手順
耳垢の硬さに応じてキュレットを選びます。柔らかい耳垢にはスコップ型、硬い耳垢にはループ型を使用します。
患者の耳を軽く持ち上げて耳道をまっすぐにします。必要に応じてオトスコープのスペキュラムをゆっくり挿入し、耳垢の位置を確認します。
キュレットを慎重に耳道に挿入します。手は患者の顎や頬の角に当て、安定させます。
キュレットを円を描くように回転させながら耳垢を削り取ります。取り除いた耳垢はペーパータオルやガーゼで拭き取ります。視野がまだ遮られている場合は、少しだけ奥へ再度挿入し同様に除去します。
耳垢がすべて除去できたらキュレットを廃棄し、オトスコープで中耳の観察を行います。
