耳鏡の使用方法

耳鏡とは

耳鏡は、耳の内部や鼓膜を観察するための診断用医療機器です。光源と拡大レンズがハンドルに取り付けられており、医師はこれを用いて外耳炎や中耳炎などの耳疾患の有無を確認します。

使用手順

  1. 患者さんに検査手順を説明し、耳道の幅に合わせて適切なスペキュラム(先端)を選びます。子供は耳道が狭いため、細いスペキュラムを使用してください。

  2. 検査する耳と同側の手で耳鏡を持ちます。例として右耳を調べる場合は右手で操作し、患者さんの額に手が触れないようにします。

  3. まず健康な側の耳から観察し、感染が未感染側へ広がるのを防ぎます。光を当てて外耳(耳介)に異常や手術痕がないか確認します。

  4. 耳鏡を外耳道の入口に当て、徐々に鼓膜へと向けます。外耳道が赤く炎症している、または異物が付着している場合は外耳炎の可能性があります。

  5. 耳鏡を動かしながら、まず耳小骨の鎚骨(malleus)を確認し、続いて鼓膜の緊張部(pars tensa)を観察します。下部象限から始め、前方・下方・後方へと360度回転させて全体をチェックします。

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