摂食障害が生殖システムに与える影響
月経の不規則性や無月経
摂食障害、特に極端なカロリー制限や過度な運動は、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌バランスを乱し、月経周期を乱すことがあります。体重が著しく低下し、栄養不足になると、月経不順や無月経、最悪の場合は月経が完全に停止します。
不妊症
女性では、ホルモン異常により排卵や卵子の成熟が阻害され、不妊につながります。男性の場合、テストステロンの低下が精子生成を減少させ、妊娠能力が低下します。
妊娠合併症のリスク増大
栄養不足や低体重は、早産、低出生体重、胎児の奇形など妊娠中の合併症リスクを高めます。胎児の健全な発育には十分な栄養が不可欠です。
性欲低下
ホルモンバランスの乱れや身体イメージの変化により、男女ともに性欲や性的欲求が低下します。
骨密度の低下
エストロゲンが減少すると骨形成が阻害され、骨密度が低下しやすくなります。これにより、将来的に骨粗鬆症のリスクが高まります。
電解質バランスの乱れ
重度の摂食障害は低カリウム血症などの電解質異常を引き起こし、心臓や他の臓器に影響を与えるだけでなく、生殖機能にも二次的な影響を及ぼす可能性があります。
摂食障害の疑いがある方は、婦人科医や生殖内分泌専門医などの専門家に早めに相談し、適切な治療とサポートを受けることが重要です。
