眼鏡に最適なレンズ選び
従来のガラスレンズは透明度が高く、傷に強く、価格も安価ですが、重さが欠点です。近年はプラスチック、ポリカーボネート、高屈折率ガラス・プラスチックなどの軽量素材が登場し、この問題を解消しています。レンズ素材の選択は処方の球面度数や円柱度数によって適したものが変わります。特に低度数の方は選択肢が多く、高度数になるとプラスチックなど一部素材は使用できず、選べる種類が限られます。
ポリカーボネートレンズ
ポリカーボネートレンズは軽くて安全性が高く、衝撃に強く、紫外線からも完全に保護します。そのため、度数が強い方やスポーツ・アウトドアを頻繁に行う方に最適です。また、軽さと安全性から子どもの眼鏡にも広く使用されています。一般的な用途だけでなく、安全メガネとしても利用されています。
高屈折率レンズ
高屈折率プラスチックや高屈折率ガラスは、通常のレンズより屈折率が高く、同じ度数でも薄くて軽くなります。特に高屈折率プラスチックは薄さと軽さに優れ、紫外線カット効果も高いです。撥光コーティング(ARコート)を施すことで、反射を抑え、夜間運転やパソコン作業時の視認性が向上します。一方、高屈折率ガラスは衝撃に弱く、割れやすい点に注意が必要です。
プラスチックレンズ
プラスチックレンズはガラスレンズの代替として開発され、透明度が高く、価格も手頃です。ガラスに比べて軽量であるため、現在は主流となっています。ただし、度数が高くなると厚くなりやすく、強度が低いため高い度数の方には不向きです。また、傷がつきやすく、子どもが使用するには注意が必要です。
その他のレンズ
フォトクロミックレンズは特殊な化学コーティングにより、明るい光下で色が濃くなり、暗くなると元の透明色に戻ります。曇り防止、耐傷、撥光コーティングなども施すことができ、撥光コートは余計な反射を抑えてレンズを薄く見せます。非球面レンズは球面ではなく、異なる曲率を持つため、レンズが薄く見えるだけでなく、正面でも側方でも均一な視界を提供します。
