視力矯正レンズの種類と用途

読書時に頭痛がしたり、運転中に道路標識が読めないといった症状は、視力に問題がある可能性が高く、眼鏡のレンズで矯正する必要があります。近視や遠視の単焦点レンズのほか、複数の度数が必要な人にはバイフォーカルやトリフォーカルなどの多焦点レンズが用いられます。また、プリズムや紫外線(UV)カット機能を備えたレンズが必要なケースもあります。

凹レンズと凸レンズ

近視は眼球が長く、光が網膜の前で結ばれるため遠くがぼやけます。凹レンズは光を外側に屈折させ、焦点を眼球奥へ移動させて矯正します。遠視は眼球が短く、光が網膜の後で結ばれるため近くが見えにくくなります。凸レンズは光を内側に屈折させ、焦点を網膜上へ引き寄せます。

単焦点レンズと多焦点レンズ

単焦点レンズは一つの度数だけで、近視または遠視のどちらか一つの視力問題を矯正します。多焦点レンズは同一レンズ内に複数の度数を持ち、バイフォーカルやトリフォーカルとして利用されます。従来の多焦点レンズは度数間に明確なラインが入りますが、プログレッシブレンズはその境界を段階的にぼかすことで、ラインが目立たない設計になっています。

プリズムレンズ

片眼が近視で片眼が遠視といった屈折異常や、眼筋のバランスが崩れた結果生じる二重視などでは、プリズムレンズが処方されます。プリズムは光の進行方向をずらし、眼の負担を軽減して二つの像を重ね合わせ、脳が両眼が協調していると認識できるようにします。

光からの保護

すべての目は紫外線(UVA・UVB)から守る必要がありますが、度付き眼鏡を使用している場合、普通のサングラスだけでは十分な保護が得られません。そのため、度付きレンズに取り付けられる偏光クリップオンや、度付き偏光サングラスが推奨されます。偏光レンズは眩しさを軽減し、紫外線もカットします。

また、光に反応して色が変わるトランジションレンズは、屋外では暗くなり、屋内では透明になるため、UVカットと快適さを両立させた選択肢となります。

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