ドライアイのベスト治療法

ドライアイは、目の灼熱感や刺すような痛み、かすみ、光に対する過敏性、そして目の乾燥感を伴う状態です。通常、涙腺から分泌される涙の量や質が低下すると、目表面の保護膜が乱れ、乾燥が進行します。

原因の診断

症状が重い場合は眼科医の診断が必要です。主な原因として、涙腺の分泌低下、涙の構成要素(水分・油分・粘液)のバランス異常、まぶたの機能不全、薬剤の副作用、環境要因があります。また、読書やパソコン作業などで瞬き回数が減少すると、乾燥が悪化します。

人工涙液

軽度から中等度の乾燥感には、市販の人工涙液が有効です。保存剤入りと保存剤なしのタイプがあり、保存剤なしは1日何度でも使用できます。保存剤入りは1日4回程度に留めるのが目安です。赤み除去用の点眼薬は症状を悪化させることがあるため、使用は避けましょう。目が刺激されやすい作業前に予防的に使用することもできます。

涙の保持

人工涙液だけでは不十分な場合、涙道を閉鎖して涙の排出を抑える方法があります。シリコン製の小さなプラグを涙道に挿入して自然涙や人工涙液を保持する方法や、熱凝固術(熱焼灼)で涙道を永久的に縮小する方法があります。また、ボストン型角膜接触レンズ(スキラーレンズ)を装着し、眼球表面全体に潤いを保つことも可能です。

薬物療法

処方薬としては、シクロスポリン点眼液(レスタシス)が涙腺の炎症を抑制し、機能回復を促します。ヒドロキシプロピルセルロース点眼インサート(ラクリサート)は下瞼に装着し、徐放性で潤いを供給します。ステロイド点眼薬も使用されますが、白内障や緑内障のリスクがあるため、使用期間は慎重に管理されます。

まぶたの問題の改善

まぶたの構造異常や機能不全が原因の場合は、矯正手術が有効です。まぶたの感染が疑われる場合は、経口抗生物質や点眼・軟膏による抗菌治療が行われます。

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