網膜剥離の予防
網膜は眼球の内側表面を覆う薄い感覚組織で、光受容体が光を捉えて電気信号に変換し、視神経を通じて脳へ送ります。硝子体は眼球内を満たすゼリー状の物質で、網膜に接しています。網膜剥離は、網膜が周囲組織から離れ、硝子体が裂け目を通ってその空間に流れ込み、圧力が高まることで起こります。
リスク要因
- 年齢が上がるほどリスクが増加します。
- 男性は女性よりも発症しやすいです。
- 頭部や眼の外傷
- 眼科手術の既往
- 網膜剥離の家族歴
- 糖尿病
- 近視(高度近視)
- 格子状変性
- もう一方の眼に網膜剥離の既往がある場合
警告サイン
以下の症状が現れたら、網膜剥離の可能性があります。すぐに眼科医を受診してください。
- 視界がぼやける
- フロート(漂う点や糸)が増える
- 視野に灰色や緑色のカーテンが下がってくる
- 閃光(光が走るように見える)
予防策
リスク要因がある方は、定期的に散瞳検査を受けることが重要です。小さな網膜裂傷はレーザー治療や凍結治療(クリオペキシ)で簡単に修復でき、剥離を防げます。早期介入により、90%以上の網膜剥離は視力を回復できます。
コンタクトスポーツや溶接、木工など、目に衝撃が加わる可能性のある活動では保護メガネを着用しましょう。また、潜水や重いものを持ち上げるなど眼圧が上がる活動は控えることが推奨されます。
