色覚異常の歴史と種類

「色盲」という言葉は多くの場合正確ではありません。実際にはほとんどの人が何らかの色を見ることができるものの、すべての色を正確に識別できない欠損があります。色覚異常は7種類に分類され、男性に多いとされていますが、女性でも発症します。先進国では男性の約8%、女性の約0.4%が色覚異常です。

最初の報告

18世紀後半、化学者で原子論の創始者でもあるジョン・ダルトンが、自身と兄が色覚異常であることを報告しました。これが色覚異常研究の出発点となり、現在では「ダルトン症」と呼ばれることもあります。

全色盲(アクロマトプシア)遺伝子の発見

完全に色が見えない全色盲(アクロマトプシア)は、1997年に染色体2上の遺伝子が特定されました。両親が遺伝子を保有していても自分は色覚正常で、子どもは25%の確率で全色盲、50%の確率で遺伝子保有者となります。

イシハラ色覚検査

1917年に開発されたイシハラ色覚検査は、色付きの点が配置されたプレートを用います。正常視覚では特定の数字が見えるか全く見えませんが、色覚異常のタイプによって異なる数字が浮かび上がります。

色覚異常の種類

色覚異常は、アクロマトプシアに加えて、赤緑系統の欠損であるプロタノピア・デューテラノピア、青系統の欠損であるトリタノピアに大別されます。前者は赤と緑を区別しにくく、後者は青と黄の色調を区別しにくくなります。

原因

遺伝が最も一般的な原因ですが、網膜や視神経の疾患によっても色覚異常が生じます。網膜に障害が起きるとトリタノピア、視神経に障害があると赤緑色覚異常が現れます。

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