Titmus II ビジョンテスターによる色覚検査の概要
概要
Titmus II ビジョンテスターは、Optical Science 社が製造する色覚検査機器で、色の違いを識別できる能力を評価します。眼科、航空、交通、一般医療など幅広い分野で、色覚異常(色覚欠損・ディスクロマトピー)を検出するために使用されています。
原理
本検査は「色混同」の原理に基づき、特定の配列で配置されたカラードットのパターンを提示します。パターン内の一部のドットは色や明度がわずかに異なり、これが診断対象(ターゲット)となります。
検査方法
1. 検査距離
標準的な視距離は約1.5メートル(5フィート)です。
2. 検査機器
テストは2冊のブック(ブック I とブック II)に収められた多数のプレートを、照明されたビューイングボックス上で実施します。
3. 手順
検査者は受検者にプレートを順に見せ、色の異なるドットやその他のターゲットがあるかどうかを指示します。受検者はそれらを認識したら回答します。
採点方法
各プレートで正しく認識できたターゲット数を記録し、合計得点で色覚異常の程度を評価します。
結果の解釈
得点は標準データと比較し、以下のように分類されます。
- 正常色覚:全てのターゲットを正確に認識。
- 軽度色覚欠損:一部認識に難があるが、誤答は少数。
- 中等度色覚欠損:認識にかなりの困難があり、誤答が頻繁。
- 重度色覚欠損:多数のターゲットを見逃し、誤答が多い。
- 色盲:ほとんど、あるいは全てのターゲットを認識できない。
診断ツールとしての活用
Titmus II ビジョンテスターは、航空パイロット、トラック運転手、鉄道オペレーターなど、正確な色認識が求められる職種で広く採用されており、信頼性の高い色覚欠損診断手段として評価されています。
