痛風は関節、特に足の親指や足全体に痛みをもたらす関節炎の一種です。血中の尿酸濃度が長期間にわたり上昇すると、腎臓が尿酸を十分に排泄できず、結晶が関節や皮膚に沈着します。食事・栄養・生活習慣の改善で症状は大きく軽減できます。

原因と予防

  • プリン体が多い食品(ビール・ワインなどのアルコール、レバーや赤身肉、アンチョビ・サーディンなどの缶詰魚、豆類、キノコ、カリフラワー、ほうれん草、アスパラガス)を過剰に摂取すると尿酸が増加します。痛風の方はこれらを控えめに。
  • 高血圧や一部の薬(ニコチン酸、利尿剤、アスピリン)も尿酸を上げる要因です。
  • 遺伝的要因も関与し、約18%の患者に家族歴があります。男性に多く、肥満はリスクをさらに高めます。

生活習慣のおすすめ

  • 新鮮な空気を吸いながら適度な運動を行うと、ストレス軽減とともに症状が緩和されます。
  • 患部に冷却パックを当て、心臓より高い位置に上げると痛みが和らぎます。
  • エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入れた入浴は毒素排出を助け、必要に応じて利用できます。
  • 十分な水分補給を心がけ、カフェインやアルコールなど脱水を招く飲料は避けましょう。

食事のポイント

  • にんじん、ビート、きゅうりなどの生野菜ジュースを毎日摂取すると、抗酸化作用が期待できます。
  • リンゴに含まれるリン酸は尿酸を中和するとされ、食事ごとに1個のリンゴを食べると効果的です。
  • ライムジュースを水に加えて1日2回(ライム半個分)飲むと、関節の痛みを和らげる可能性があります。

ハーブの活用法

  • パイナップルに含まれるブロメライン酵素はサプリメントで摂取でき、急性発作時の症状緩和に役立ちます。
  • チェリーエキス(1日約半カップ)やイラクサは長期的に尿酸抑制を助けます。イラクサ茶で作った湿布を患部に貼ると炎症が軽減します。
  • オリーブ葉エキスは尿酸生成を抑制し、デビルズクロウやキャッツクロウのハーブティーも同様の効果があります。
  • フラックスシードオイルはロイコトリエンを抑える作用があり、1日大さじ1杯の摂取が推奨されます。

ビタミンの効果

  • ジョンズ・ホプキンス大学の2005年の研究では、ビタミンCを1日500 mg摂取すると血中尿酸が低下することが示されています。
  • 葉酸(ビタミンB群)は尿酸生成酵素を阻害し、医師の指導のもとで1日400 µg以上の高用量が処方されることがあります。
  • ビタミンEは抗炎症作用があり、1日400 IUの摂取が目安です。ただし、ニコチン酸は尿酸を増やすため避けましょう。