酵母感染と真菌感染の違いとは?

酵母とカビ(糸状真菌)の見分け方

酵母を使用したパンやベーカリー製品

酵母は古くからパン作りに利用されてきました。小麦粉に酵母を加えると発酵が進み、パンが膨らむため「発酵」したパンと呼ばれます。

酵母は「出芽」して増殖します。細胞壁の一部が膨らんで小さな芽ができ、それが成長して別の酵母となり、最終的に離れます。一方、カビは糸状の菌糸(ハイフ)を形成し、ネット状に広がります。要するに、酵母は出芽で増え、カビは菌糸で広がります。

酵母感染とカビ感染の本当の違い

カビ(糸状真菌)のイメージ

酵母感染の主な原因は Candida albicans です。カンジダは口腔、消化管、性器などの粘膜に感染し、糖質やデンプンが豊富な環境で急速に増殖します。カビ(糸状真菌)は別の種類の感染症を引き起こし、症状や発症部位が異なります。

酵母感染とカビ感染の定義

感染とは、酵母やカビなどの微生物が体内に侵入した状態を指します。侵入だけで必ずしも病気になるわけではなく、微生物が増殖して症状が現れたときに「感染症」と呼びます。したがって、酵母感染は実際には「酵母による疾患」と言えるでしょう。

酵母・カビ感染の治療法

酵母やカビの感染には、抗真菌薬が用いられます。これらは細菌感染に使用する抗生物質とは異なる作用機序を持ち、真菌の細胞壁や細胞膜を標的にします。

まとめ:酵母感染は真菌感染だが、カビ感染ではない

酵母感染と聞けばそれは酵母が原因の真菌感染です。一方で「真菌感染」とだけ言われた場合は、酵母かカビかを確認する必要があります。この記事でその違いを明確にしました。

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