避妊中に見られる点状出血の原因は?

通常、女性は月経期間にだけ膣から出血しますが、月経の時期でないときに出血があると驚くことがあります。ホルモン系避妊薬(ピル、パッチ、注射など)を使用していると、いわゆる「ブレークスルー出血」と呼ばれる点状出血が起こりやすく、必ずしも危険なサインとは限りません。

ホルモンバランスの変動

ピルやパッチ、注射などのホルモン系避妊薬は、体内にエストロゲンやプロゲステロンを投与し、自然に分泌されているホルモンのバランスを変えます。投与量が通常より多い、あるいは投与タイミングが体内のリズムとずれることで、ホルモンが変動しやすくなります。

ブレークスルー出血とは

避妊薬使用中に月経と月経の間に少量の出血や茶色い分泌物が見られることを「ブレークスルー出血」と呼びます。出血量は通常の月経よりはるかに少なく、パンティライナーで対処できる程度です。出血は数時間から数日続くことがあり、赤色や茶色の血液が混ざることがあります。

発生しやすい時期

ブレークスルー出血はいつでも起こり得ますが、特にピルやパッチを使用し始めた最初の数か月、またはデポ・プロベラ(注射型避妊薬)を開始した初期に多く報告されています。デポ・プロベラの場合、1年継続使用すると出血が減少し、最終的には月経が止まることもあります。

対処法

多くの場合、体がホルモンに慣れるまで待つことが最もシンプルな対策です。エストロゲン含有量が高いピルに変更すると、点状出血の頻度が減少することがあります。医師と相談しながら、必要に応じてピルの種類を変えるとよいでしょう。

服薬の忘れが出血に与える影響

ピルを1〜2錠忘れたり、指示された時間より遅く服用した場合に点状出血が起こることがあります。服薬ミスは妊娠リスクを高める可能性もあるため、月経が来ない、または出血が続く場合は医師に相談し、妊娠検査を受けることをおすすめします。

受診が必要なサイン

ブレークスルー出血は多くの場合正常ですが、以下のような症状があるときは必ず医師の診察を受けてください。

  • 出血が長期間続く、または量が増える
  • 強い腹痛や発熱を伴う
  • 妊娠の可能性がある
  • 膣のかゆみや異臭がある
  • がんの疑いがある場合

点状出血は避妊薬使用中に比較的一般的な現象ですが、症状が重い場合や不安がある場合は早めに医療機関で確認しましょう。

婦人科疾患 - 関連記事