子宮筋腫の治療法とは

症状

子宮筋腫の主な症状は、月経時の強い痛みや大量出血です。出血が多いと貧血になることがあります。その他、頻尿、下腹部の圧迫感・膨満感、腰痛、性交時痛、妊娠・分娩時の合併症などがあります。


経過観察

症状が軽度であれば、医師は経過観察を勧めることがあります。閉経に伴いホルモンが減少すると筋腫は自然に縮小することが多く、自然経過が治療の一つの選択肢となります。


子宮内避妊具(IUD)

プロゲスチンを放出するIUDは、出血量の軽減や疼痛の緩和に役立ちます。ただし、筋腫自体を縮小させる効果はありません。


ホルモン療法

ゴナドトロピン放出ホルモン作動薬(GnRHアゴニスト)は、エストロゲンとプロゲステロンの分泌を抑え、月経停止と筋腫の縮小をもたらします。アンドロゲン製剤は子宮サイズの減少や貧血改善に有効です。大量出血が問題の場合、プロゲスチン配合の経口避妊薬でも出血を抑えることができますが、筋腫そのものの縮小は期待できません。


医療的処置

子宮動脈塞栓術(UAE)は、細かいエンボリックエージェントを子宮動脈に注入し、筋腫への血流を遮断します。疼痛や大量出血が強い場合に適応されます。子宮内膜焼灼術は、熱や電流で子宮内膜を破壊し、月経量を減少させるか、月経を止めます。これらは将来の妊娠を望まない女性に推奨されます。


外科的手術

筋腫溶解術は、レーザー・電流・液体窒素などで筋腫とその血管を破壊する腹腔鏡手術です。筋腫切除術(筋腫摘出)は、開腹または腹腔鏡下で行われ、筋腫のサイズや位置に応じて選択されます。手術前にGnRH作動薬を使用して筋腫を縮小させることもあります。子宮全摘出術(子宮摘出)は、子宮を完全に除去し、筋腫を根本的に解消します。

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